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2016上半期に見た映画

ベスト10するには見たいのに見れなかった映画がけっこうあるので見た映画と感想をあげていく。


◾︎ピンクとグレー

原作が好きすぎて正直解釈違いだったのだけど解釈違いではあるがめちゃめちゃうまい同人誌という感じだった。去年の『屍者の帝国』『ハーモニー』から原作に対するカウンターアタックとしてのメディアミックスについて考えていたのでそういう意味では良かったと思う。


◾︎新劇場版頭文字D Legend3 夢現

バトルに比重を置かれた前作までよりも日常描写に尺をとっていて、原作からある「田舎の若者物語」としての優秀さを発揮していた。
拓海もなつきもあの山に囲まれた土地で育ち、「あの山のずっと向こうに(一緒に行った)海があるんだよね」と向こう側に憧れを抱く。原作ではその後なつきは田舎を出て東京へ行くし、拓海はプロジェクトDとして高橋兄弟達と共に外の世界にバトルの舞台を移す。作品にとって車はメインのバトルツールでありながら、「ここではないどこか」への手段でもある。古今東西乗り物というモチーフは不滅よね。
新劇場版の続編は未定だが期待してます。ラストでガソスタに来た最新ハチロク?乗りの謎の男(CVが旧アニメの拓海役の三木眞一郎)には粋なことするじゃねーかと思いました。キャスト載ってなかったけどダメ絶対音感で即わかりました。


◾︎ザ・ウォーク

隣の席に人がいないのをいいことに肘置きを必死で掴みながら観ました。こえーのなんのって。内容は気持ち良い人たらし物語でよかった。狂気すら感じる「舞台」への執着が、だけど破滅的なだけではない描かれ方だったのがよかったと思う。


◾︎オデッセイ

こんなにもストレスがなくめちゃくちゃに面白い映画初めて観た!!と大興奮だった。個人的にあったゴタゴタのことを思い出して余計に、みんなで協力してすべきことをする、というのが本当に価値のあることたと感じたし、自分が抱いていた理想が決して間違いではなかったと言ってくれた心地になって、非常に救われた映画でした。


◾︎同級生

原作を殴り返す必要がないタイプのアニメ。非常によかった…。原作から良いのだけど、声と音と色がつくとより一層キャラクターが生きていて、ふたりとも本当にかわいかった。一番のヒットは予告とかCMでも使われてた「しない!」です。神谷とのじけんの芝居は本当に、とんでもねえ可愛げがあるよな…。


◾︎これが私の人生設計

率直に面白くて、さわやかな気持ちになった。なにより主人公と同居相手の関係がすごくよくて、かけがえのない友人であると同時に、ふたりの間にあるどうしようもない断絶も残してくれていたのが非常にグッときました。


◾︎ちはやふる 上の句/下の句

原作を殴り返さず、しかし原作をなぞっただけではなく、違うこともたくさんしてるのに、感じさせられるものが根本的に変わっていないというとんでもない映画でした。メディアミックスの光だよ……。いうて私は原作未読でアニメしか観ていないんですが。一番のヒットは下の句の詩暢ちゃんの「いつ?」「いつや」です。


◾︎バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生

前作観ずに行ったんでだいぶよくわからなかったけど楽しかったです。いやほんとだいぶよくわからなかったけど、終盤の戦闘のCGエフェクトが痺れたのでそれだけでめちゃくちゃ楽しかった。あとクラブルというとんでもねえカップリングをありがとう……。カヴィルクラークは絶対CV興津和幸だと思う。


◾︎ルーム

よかった。うまく語れないというか、あまり語る必要性を感じない。


◾︎ズートピア

事前にけっこう人の感想とか見てたんで、なるほどこれはすごいなと思いながら観た。ただ、とんでもなくすごい心に刺さったという感じはなかったかなあ。いやめちゃくちゃすごい作品なのは分かっているんだけど、私の個人的なところを刺してきてくれるわけではなかった。それはそれでよいのだけど。


◾︎劇場版遊戯王 THE DARKSIDE OF DIMENSIONS

と、いうか、ズートピアで語られている「トライエブリシング」的なテーマを、より刺さる形で描いてきたのが遊戯王だった。
ウン年分の思い入れと、期待をはるかに凌駕する、満足とかいうレベルじゃねえ内容に、高橋和希の「本気」を感じたし、何より遊戯さんの「僕達は、僕達の未来を信じてる」というセリフを、他でもない遊戯王がくれたことが本当に嬉しかった。
ズートピアに比べたら全然スマートじゃなくて不恰好だけど、まだここで戦い続けている人がいる、ということを言ってくれた気がして、めちゃくちゃに救われたし励まされた。そしてエンドロールのあの粋な演出を見て、ああ本当に遊戯王は終わったんだな、と、呆然と号泣していた。
少しでも遊戯王に触れたことのある人は是非に観ていただきたい。


◾︎機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起

ガンダムって男ヒロイン物語なのかもしれんなあ、などと考えた。というか、姫男子が好きなのはむしろ男の方なのでは…。今年はガンダムの再放送とかもいっぱいあるのでガンダムについてよく考えています。呪いだなあ。


◾︎裸足の季節

観たのは7月入ってからなんですが入れとく。非常によかった。これも語る必要性を感じないタイプの映画だなあ。物語における末っ子の描かれ方に興味があるので、姉妹がとても繊細に描かれていたのがよかったです。
送り出してくれた人の優しい笑顔、失われた笑顔、失われた季節、そういったものを言葉にする以前の悲しみのまま映していたのがすごいと思います。

こんな感じ。去年あたりから映画をよく観るようになったのですが観に行きそびれることも多くて、あと金銭的にもすべて劇場で観るのは無理あるなあ。 夏から秋にかけて忙しい予定なので下半期の方が観れなそうですが色々と楽しみです。一番楽しみなのは虐殺器官